<走行時の注意点>
走行面に水や油が浮いている
ロボットの走行経路の床面に水や油が浮いていると、それらが駆動球に付着し正常な動作を妨げる、ロボット内部に巻き込まれることで故障や発火の原因になる、などの危険性があります。
走行経路上に障害物がある
自律移動中のロボットは障害物を迂回しません。次の目標地点への直進経路上に障害物があると衝突・破損・事故の恐れがあります。 中継点に登録地点を追加するなどして、障害物を回避できるように調整してください。
不用意に移動開始ボタンを押す
移動開始ボタンを押すと、まず現在のロボットの位置から設定した開始地点へと移動が始まります。 ロボットの現在地が適切な位置でない場合、人や障害物と衝突するなどの恐れがあります。 リモコンで開始地点の近くまで、安全に移動してから移動開始ボタンを押してください。
テスト走行時の予期せぬ挙動
初回テスト走行時には、登録順や地点登録のミスなどにより、予想外のルートを通る可能性があります。 ロボットコントローラー画面の「移動停止ボタン」、「非常停止SW」をいつでも押せるよう準備してから挙動確認を行なってください。
<荷物積載時の注意点>
偏った積載方法
TriOrbBASEは3点の駆動球によって、重心を保っています。そのため、偏った積載方法などで荷物の搬送を行うと、重心が安定せず転倒などの恐れが高まります。 なるべく駆動球の中心を目安として荷物を積載してください。
自重不足による制動性能低下
床面の素材によっては、自重不足による駆動球の滑りなどが発生し、制動性能が低下する場合があります。 滑りが発生する場合はバラストなどを搭載するなどし、駆動摩擦の確保を検討してください。
<バッテリーに関する注意点>
バッテリー接続の順序
①マイナス端子(黒)→②プラス端子(赤)の順で同色のケーブルをバッテリー端子に接続してください。 逆順で繋ぐと基盤が破損する恐れがあります。
バッテリー格納時のケーブル
バッテリーを格納する際、ケーブルに過度な曲りや張りがないか確認してください。 そのまま格納すると事故や破損の原因となる場合があるため、一度ケーブルを取り外し再度取り付けを行なってください。